デスクワークに多い「スウェイバック姿勢」―骨盤後傾と後方重心が足部機能をも奪う!?―

第1部では、
足がつりやすい人に共通する「足元の異常」についてお伝えしました。

  • 足の指が使えていない
  • 足首を持ち上げる筋肉(前脛骨筋)が働きにくい
  • その結果、ふくらはぎが防御的につってしまう

では、そもそも
なぜ足首や足指がうまく使えなくなるのか?

その答えは、
多くの場合 「骨盤の位置」と「重心の乗り方」 にあります。

特に和泉市・岸和田周辺で
デスクワークや車移動が多い方必見!

男性に多い「スウェイバック姿勢」とは?

スウェイバック姿勢とは、簡単に言うと、

骨盤が後ろに倒れ

上半身が少し後方に残り

お腹を突き出すような立ち方

になっている姿勢です。

一見すると
「猫背ほど悪くなさそう」
「力が抜けて楽そう」
に見えることもあります。

しかしこの姿勢、
体の土台である骨盤と足の働きを大きく狂わせます。

なぜデスクワーク男性に多いのか

・長時間の座り仕事
・会議や運転で座位が続く
・歩く距離が少ない生活

こうした生活スタイルの方が少なくありません。

長時間座る姿勢が続くと、
骨盤は少しずつ後ろに倒れた状態で固まりやすくなります。

そのまま立ち上がると、
骨盤後傾のクセを残したまま立つ・歩くことになります。

これが、
スウェイバック姿勢の始まりです。

骨盤が後ろに倒れると、何が起きるのか

骨盤が後ろに倒れると、
体の重心は自然と かかと側(後方) に残ります。

すると体は、

前に進みにくい

つま先に体重を乗せられない

足で地面を押せない

という状態になります。

この時、
足は「使うもの」ではなく「支えるだけのもの」になります。

外側ラインが硬くなる理由

スウェイバック姿勢の方に多いのが、

・太ももの外側が張る
・お尻の横が硬い
・ふくらはぎの外側が疲れやすい

といった訴えです。

これは、
体を後ろで支えるために
外もも〜脚の外側の筋肉(外側ライン)が
常に緊張しているためです。

結果として、
足は外に向きやすくなる
いわゆる「蟹股」のような歩き方になる
という変化が起こります。

歩行周期で見ると「Tstが消えている」

歩行には、体重を前に移しながら進む流れがあります。

その中で重要なのが、体重を前に乗せ、足で地面を押す場面
(ターミナルスタンス:Tst)です。

しかしスウェイバック姿勢の方は、
⚡重心が後ろに残る
⚡前に体重を送れない
⚡押す前に足を出してしまう
という歩き方になります。

つまり、Tstのフェーズがほとんど出ない歩行になっているのです。

足趾と前脛骨筋が使えなくなる必然性

ここで第1部とつながります。

体重が前に乗らない歩き方では、

足指で地面をとらえる必要がない

足首をコントロールする場面が減る

その結果、

足の指は働かなくなる

足首を持ち上げる筋肉(前脛骨筋)がサボる

という流れが生まれます。

足が悪いのではなく、
足を使わなくて済む体の使い方を続けているだけなのです。

「足が弱い」のではなく「前に乗れていない」

この段階で起きている問題は、
筋力不足や運動不足ではありません。

本質は、体重を前に預けることができない姿勢と動きです。
その状態で、ストレッチをしたり無理に足首を反らすと、
足は「危険だ」と判断し、
ふくらはぎがつることで体を守ります。

改善の第一歩は「前に乗る感覚」

このタイプの方に必要なのは、いきなり筋トレをしたり、無理なストレッチが必要なわけではありません。

まずは、
✅体重が足の前側に乗る感覚
✅足指で地面を感じる感覚
を思い出すことが重要です。

体は、正しく使われれば自然と働き始めます🏃

▶次回は 第3部
「なぜ夜中・明け方に足がつるのか?」について投稿したいと思います♩